Back date 3

doubleA2005-03-31

3/31日の話。


ひとつぼ展公開審査会。
あいかわらず「きれいにまとまっちゃってるね」的な評価が多かったが、前回の出展に比べれば評価は上がっているように感じる。ひとりで写真を続けていてなかなか基準のとりかたが難しいので、こういう機会に自分の進んできた過程が正しかったんだとわかるとほっとする。ただし、審査員受けは前よりよかったんだけど、前回の展示を好きだと言ってくれた人たちには、「前の方がよかった」といわれることが多かった。
そうでしょうね。正直僕も前の作品の方が好きです。ただし今回の生物学者の写真は、取材日数2日で、しかもあまりパッとしない室内の実験で、そう簡単には作品にしにくい、っていうのが味噌。これをものにできたということに意味があると思っている。自分の表現したかったこと以上に。


グランプリは鈴木心君。実は以前から彼のWebをチェックしていて、すごいなぁと思っていた。実際ポートフォリオを見たら、やっぱりすごかった。彼がグランプリならなにも言うことはないな。


審査会が終わると、パーティ、そして出展者と審査員だけの飲み会がある。前回入選したときは、なかなか打ち解けて話せなかったけど、今回は男性が多いせいか、あるいは年齢が若干高めだったからか、みんなと楽しく飲めた。席が近かったこともあって、佐藤誠君とは長く飲んでたんだけど、彼の写真に対する姿勢がすごくて、いろいろ考えさせられた。


写真仲間が少ない俺にとっては、どんなくだらない話でも貴重。
みなさん、ありがとうございました。