今日の本

「東京が駄目なら上海があるさ」邱永漢


著者の邱永漢については全く知識がなかったのだが、タイトルに惹かれて購入。氏は外国人初の直木賞受賞作家にして、実業家、なのだそうだ。
どちらかというと、東京と比較した場合の上海のビジネスシーンについて知りたかったのだが、どうやらそういう類の本ではなく、氏の経験に基づく仕事のはじめ方、変え方についての持論を述べている。


パワーがあって面白かったが、実用書としてはデーターや出典の提示が少なく、あまり具体的ではない。
あと、直木賞作家にしては文章が冗長というか、洗練されてないな、という印象。