今日の本

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫)


腑抜けども、悲しみの愛を見せろ本谷有希子


今、なにかと話題の本谷作品。この間めざましテレビ本谷有希子の特集があり、本人がなかなかにヒトクセありそうで面白そうだったので購入してみた。


解説で、高橋源一郎が「劇作家らしくない」と評していたけど、そうかぁ?
次の場面は読めなくとも、各場面はわりと典型的な流れに沿って展開されるあたり、かなり劇作家らしさが出ていると思うのだが。あと、衝撃的な出来事がわりとポンポン出てくるあたりも。


もうちょっと描写が繊細ならよかったかな。なんか、いい意味でも悪い意味でも男らしい作風。星3つ。