2008-05-03 今日の本 「仮面の告白」三島由紀夫。不思議と読ませる小説。ところどころに現れる古い単語がなければ、とても昭和25年に書かれたものとは思えない、妙な新鮮味がある。 他者に見られたい自分と、本来の自分とのギャップに悩む様が描かれている。小説という性質上、それは「わかりやすい差異」で表現されているわけだが、考えさせられる。 星4つ。