今日の本

バッテリー (角川文庫)
「バッテリー」あさのあつこ


以前から「児童書の枠を超える名作」とかいって本棚に平積みされているので目にはついていたんだけど、その子供っぽい表紙と、数ページぱらぱらと読んでみた時のフィーリングがかなり軽めだったから購入を控えていた。
最近、疲れているのかなんなのか、軽めの小説ばかり読みたい気分になってきているので、購入してみた。


「関係ないこと全部捨てて、おれの球だけを見ろよ!」って、かなりの青春小説=俺好み。普通に面白くて、2時間ぐらいで読み終わる。でも、どうやら全6巻で完結らしいから、一巻を読んだだけだとまだ「さわり」程度かもしれない。
心理描写も風景描写もしっかりしているから、児童向けとか意識せずとも読めるんだな、と思うけど、やっぱり芥川賞直木賞をとるような作品と比べるといま一歩って気がする。特に風景描写。


でも、読んで損はしないです。面白いから。星3つ。