「東京小説」林真理子, 椎名誠, 藤野千夜, 村松友視, 盛田隆二。
出張の電車の中で読んだ。毛色の違う作者の短編集。どの短編が好きかは人それぞれだと思う。けれど、こういう短編集は、新しく好みの作者を見つけるためにとっても重要。
面白かったのは、藤野千夜と盛田隆二。藤野千夜の方は日常を不思議な視点で書いている。題材が普通な分、構成で面白くしなければならないけれど、それが出来ている。
盛田隆二のは新宿モノ。題材自体がすごく面白いので、グイグイ入っていける。
他のはまあ、普通かなぁ。村松友視のはいまいちかな。
とりあえず、全体的には満足。星3つ。